はじめに
この記事は、大腸がんステージ3b体験談シリーズの第4回です。
第3回(内視鏡検査と告知の瞬間)はこちら
今回は、そのまま緊急入院となり、手術までの入院生活について書いていきます。
正直、このときは「急に現実が動き出した」感覚でした。
突然の入院、絶食生活、そして不安な日々。
同じような状況の方の参考になれば幸いです。
緊急入院になった経緯
内視鏡検査の結果、大腸に大きな腫瘍があり、腸がかなり狭くなっている状態でした。
そのため、
・食事をすると腸に負担がかかる
・最悪の場合、腸閉塞になるリスクがある
ということで、その日から即入院+絶食となりました。
もともとは手術の2日前に入院+絶食予定でしたが、
想像よりも状態が良くなかったことをこのとき実感しました。
この緊急入院すべての予定が消し飛びました。。。。
・前記事にも書きましたが、入院前までにこどもとの遊園地
・唯一大腸がんになったことを話した親しい友人との食事会
・入院前の最後の晩餐は「絶対にお寿司!」と決めていたのに、結局うどんに……。
(うどんに罪はないのですが、あの時の切なさは忘れられません)
「当たり前に食べられること」の幸せを、入院初日から痛感することになりました。
突然始まった入院生活
入院の準備も何もしていない状態で、そのまま病室へ。
案内された病室は、なんと妻が働く階と同じフロア! 頼もしさ半分、妻の同僚の方々にスッピンならぬ「パジャマ姿の夫」を見られる恥ずかしさ半分。
なんとも言えない、たこ吉家ならではの入院生活が始まりました。
妻が勤務終わりに必要なものと暇つぶしグッズをすべて準備してくれて、
届けてくれたときは本当に助かりました。
さすが看護師兼妻だなと、改めて感じた瞬間でもありました。
絶食生活のつらさ
突然の入院、そして絶食生活。
思っていた以上にしんどく、
空腹というより「食べられないストレス」が一番きつかったです。
入院してからは、手術まで完全に食事禁止(絶食)。
点滴で栄養を取る生活が始まりました。
水分の摂取はOKでしたが、それでも想像以上にきつかったです。
【絶食中、ここが特にキツかった!】
- 視覚の暴力: テレビやスマホに流れてくるグルメ広告。
- 味覚のマンネリ: 水、お茶、スポーツドリンクの3点ループ。
- 嗅覚の誘惑: 他の患者さんに運ばれてくる、病院食の良い匂い。
病室での過ごし方
幸い妻の勤務先・同じ階ということもあり、勤務の日は昼休憩や勤務終わりに病室へ
来てくれて気を紛らわしてくれたり、休みの日は子供を連れて面会に来てくれたりと孤独感はそこまでなかったです。
あとは基本ベッドの上で過ごす時間がほとんどでした。
【やっていたこと】
・スマホを触る。
・サブスクで映画を見る(看護師さんへおすすめを聞いて見る→点滴の入れ変えなどのタイミングで映画の面白かったところなどを話す→いい迷惑だが結構楽しい♪笑)。
・本を読む(病室から出てエントランスなので読むと気分が変わるので、少しでも出歩くことはおすすめ)。
それでも正直、やることは限られていて、時間が過ぎるのが遅く感じました。
メンタル的にきつかったこと
一番つらかったのは、やっぱり気持ちの面でした。
少しでも時間が空くと
・本当に治るのか
・手術は大丈夫なのか
・これからどうなるのか
考えても仕方ないことばかり考えてしまい、不安な時間が続きました。
家族の存在
そんな中で支えになったのは、やっぱり家族でした。
生活もガラッと変わり、ワンオペ育児、旦那の面倒も見ながら
仕事をして、絶対にしんどいはずなのに、そんな素振りを全く見せず
普段通り接してくれた妻へは感謝しかありません。
あとは子どもたちが病室へ来るたび、「頑張らないといけない」そう思えました。
手術を待つ時間
手術日までは、ただ待つだけの時間。
この時間が、正直一番長く感じました。
何もできない中で、ただ不安と向き合うしかない状態。
でもその分、自分の中で少しずつ覚悟もできていったように思います。
まとめ
突然の入院、そして絶食生活は、想像以上に大変でした。
特に、
・食べられないつらさ
・先が見えない不安
この2つは、実際に経験してみないと分からないものだと思います。
ただその中でも、家族の存在や周りの支えがあったからこそ、
なんとか前を向くことができました。
もし今、同じように入院や手術を控えて不安な方がいれば、
少しでも参考になれば嬉しいです。



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