【体験談⑩】ついに退院!3週間ぶりの外の空気と、「ラーメン大」・入院費用15万円のリアル

闘病記

目次

  • はじめに
  • 退院当日の朝:3週間過ごした病室との別れ
  • 3週間ぶりの「外の世界」:空気が美味しくて泣きそうになった
  • 【気になるお金の話】入院・手術費用の総額を公開
  • 高額療養費制度に救われた話
  • まとめ:これから闘病する方へ

はじめに

【これまでのあらすじ】
この記事は、大腸がんステージ3b体験談シリーズの完結編です。
前回の記事では、10日ぶりの食事再開と、内臓が動き出す生命の神秘(?)について書きました。
👉 【体験談⑨】10日ぶりの食事再開!重粥の味と、食べられる幸せを噛み締めた日

緊急入院から約3週間。ついに病院を離れ、家族が待つ家へ帰る日が来ました。退院の瞬間の喜びと、現実的なお金の話を詳しく綴ります。

退院当日の朝:3週間過ごした病室との別れ

前日に必要のないものは、妻の勤務終わりに持って帰ってもらい、当日は必要最低限の物しかなく、簡単な荷造りで済みました。

当日の朝は栄養士さん、リハビリさん、お医者さん、薬剤師さんから今後の治療やリハビリの工程や私生活の注意点等の説明を受けました。

また妻の旦那(職場の同僚の旦那)ということもあり、お世話になった看護師さんたちも病室へ挨拶に来てくださり、とてもうれしかったことを覚えています。

それぞれ来てくれた看護師さんとは
元々知り合いだった看護師さんへは「友達の結婚式とかでまた会うと思うけど、元気になったらよろしく」
癒し系の看護師さんへは「そのほんわか雰囲気にしんどい入院中めちゃめちゃ助けられました。」
よく趣味の話をしていた看護師さんへは「元気になったらツーリング行こう」
など、世間話を交えつつ「妻がいつもお世話になっている同僚の皆さん。しんどい時に支えてもらった感謝はもちろんですが、『これからも妻をよろしくお願いします』という気持ちを込めて挨拶をしました。」

3週間ぶりの「外の世界」:空気が美味しくて泣きそうになった

会計を済ましゆっくりと病院の自動ドアへ向かい、3週間ぶりの外へ出た時に自然と小さく深呼吸をしていました。

これまで過ごしていた外の空気がこれほど美味しかったのかと身に染みて感じたのと、
それと同時に、夏の暑さを五感すべてで感じて、頭がぐわんぐわんする感覚になったのを覚えています。

ここからは大きい声では言えませんが、1時間前に栄養士さんから当面の食生活は消化に良いものをと言われたばかりでですが、妻と二人で、ラーメンを食べに行きました!
妻からも食べ過ぎないようにと釘を刺されていましたが、注文時には自然とラーメン大と言っていました!

栄養士さんの言葉は頭では分かっていても、3週間耐えた本能が勝ちました(笑)。
一口目のスープのパンチ力は、病院の重粥とは比べものにならないほど体に染みました。」

【気になるお金の話】入院・手術費用の総額を公開

窓口での支払い総額(初診〜退院): 157,134円
内訳: 高額療養費適用分(98,778円)+前月のCT検査、食事代など
もし制度がなかったら: 約213万円

※入院中の室料は含まれていません。
 私の入院した病院の場合、大部屋であれば室料の発生はなし。
 個室を希望する場合は一番が安い部屋で5500円/日が発生します。


抗がん剤治療の記事はまだ書いていませんが、抗がん剤治療まで含めた金額に触れますと、
窓口支払い総額(初診~抗がん剤治療終了まで):452,802円
初診~退院まで:157,134円
退院~抗がん剤終了まで:295,668円

なんと抗がん剤治療で支払った総額のほうが大きかったです。
金銭面では入院費用だけでなく、抗がん剤治療の費用や機会損失金額(仕事を休むことによる収入減など)も大きいので注意が必要です。

詳細については各パートごとにまとめ記事を作成するつもりなので、そちらをご覧ください。

高額療養費制度に救われた話

ここで少し高額療養費制度について触れておきます。
簡単な内容として
保険適用の(ベッド代、食事代等は含まない)治療・手術・薬代で1カ月の間に支払う金額を年収によって限度額を設けてくれており、高額な支払いが発生しないようにしてくれている制度。

私の場合
・年収:370万~770万に該当
・該当年収の限度額計算式:80100+(医療費-267000)×1% 
・実際の計算式:80100+(2134770-267000)×1%=98778円

高額療養制度が適用されていなければ、213,4770円の支払いが発生することを考えるとゾッとします。
この制度に本当に感謝です。

高額医療制度の手続は病院窓口でマイナンバーカード(マイナ保健所)を提示していたので、
一切不要で窓口支払い時には勝手に適用されており、簡単さに驚きました。

まとめ:これから闘病する方へ

体験談シリーズを書き終えて同じ病気で戦っている人や、周囲で支えている人の不安な気持ちや悩み事を少しでも解消できていれば幸いです。

長く付き合う病気なので、手術をしてすぐ完治とはいきませんが、確実に一歩、一歩進んでいけば必ず良くなると思いますし、私もそうして歩んできたので来ました。

「私のように、30代で、子供が3人いて……という状況でも、一つずつ壁を乗り越えていけば、また外でラーメンを食べられる日が来ます。」
同じ病気で戦っている皆さんにも必ず良い結果になると願いを込めて、このシリーズを終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

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