【体験談⑧】尿管ステント・バルーン抜去の痛みは?「管からの解放」と人間としての尊厳復活

闘病記

目次

  • はじめに
  • 尿管ステント摘出:手術3日前の苦しみからの卒業
  • 尿道カテーテル(バルーン)抜去:あの独特な違和感の終わり
  • ドレーン抜去:お腹に刺さっていた「命綱」が外れる時
  • すべてが抜けた後の「人間としての尊厳」
  • まとめ:管が抜ける順番と、抜く時のコツ

はじめに

【これまでのあらすじ】
この記事は、大腸がんステージ3b体験談シリーズの第8回です。

前回の記事では、術後の激痛リハビリと、レントゲン室で倒れてしまったアクシデントについて書きました。
👉 【体験談⑦】術後のリハビリ全記録|激痛のリハビリから「迷走神経反射」で倒れたあの日まで

今回は、体に繋がれた数々の「管(くだ)」が抜けていく過程をお話しします。痛みへの恐怖、そして羞恥心との戦いの末に手にした「解放感」のリアルをお届けします。

尿管ステント摘出:手術3日前の苦しみからの卒業

手術前から私を苦しめていた「尿管ステント」。 (※[手術直前編の記事]でも書いた、血尿と激痛の元です) これが抜ける瞬間は、期待と恐怖が入り混じっていました。

抜く前の状況は腹部に耐えれるくらいの鈍痛があるくらいで、あまり苦にはなってなかったです。
それよりも、尿管ステントを入れた後の血尿、腹部の締め付けるような痛みが摘出によって再発するのではとかなり身構えていました。

実際は入れた時ほどの激痛はなく、摘出後、半日程度違和感が残ったくらいでなんともないと言ってもいいくらいでした。

ただ、入れる時、抜く時もですが処置とはいえ、ちん〇んをお医者さん、看護師さんへ見られる+触られるわけです。羞恥心は計り知れません。

私は目が合わないように、天井の蛍光灯を見つめて秒数を数え気を紛らわしていましたが、タオル等で顔を隠せれば、多少羞恥心も和らぐと思うので、これからこのようなシーンが訪れる方がいましたら、聞いて見てもよいかもしれません。

尿道カテーテル(バルーン)抜去:あの独特な違和感の終わり

寝返りを打つたびに気になっていた尿道カテーテル。固定はしているが、寝返り、リハビリ等の動作をするたびに先端が擦れて痛みを伴っていました。固定位置を反対にしてもらったりと対処して何とか乗り越えてきました。

バルーンの抜去自体は「一瞬」でしたが、尿道を「ズズズッ」とバルーンが通る独特な痛みはあります。

その後の「自力でトイレに行ける」という喜びは、何物にも代えがたいものでした。
繋がれている管や心拍を測定する機器などが1つ1つ外れていくほど日常生活が戻ってきている感覚で、前向きに治療やリハビリに取り組めていました。

ドレーン抜去:お腹に刺さっていた「命綱」が外れる時

お腹から液体を出すためのドレーン。最後まで首からぶら下げて供に生活をしていた、こいつがようやく抜ける時。医師から「はい、息止めてー」と言われたあの緊張感。

抜けた後の「お腹が軽い!」という実際の重量以上の解放感の感覚を詳しく書きます。

抜けた瞬間、まるでお腹の重石が取れたような、実際の重量以上の解放感がありました。心拍計や点滴も含め、すべてが外れた時のあの「お腹の軽さ」は一生忘れられません。

すべてが抜けた後の「人間としての尊厳」

管がすべてなくなるということは、自分の足でどこへでも行ける、誰の介助もいらずにトイレに行けるということです。 病院着の下に何も繋がれていない。 この当たり前のことが、どれほど自由で幸せなことか、心の底から実感した瞬間でした。

術後は何をするにも介助してもらい、申し訳ない気持ちでメンタル的に落ち込むことが多い日々でしたが、自分のことを自分でできるだけで前向きになれました。

管が抜ける順番と、抜く時のコツ

最後に、私が体験した管が抜けるスケジュール(術後〇日目など)をまとめました。 これから処置を受ける方へ、私なりの「痛みを逃すコツ」も書いていこうと思います。

経過残りの管内容とポイント
術後1日目 6個全盛り状態。とにかく耐える時期。
術後2日目 4個フットマッサージと心拍計が外れ、少し身軽に。
術後4日目 3個尿道カテーテル抜去。 自力トイレの感動!
術後5日目 2個尿管ステント抜去。 羞恥心との戦い。
術後6日目 0個全解除! 人間としての尊厳、完全復活。

【これから処置を受ける方へのアドバイス】

  • 尿道カテーテル: 留置中は擦れて痛むことがあるので、遠慮なく看護師さんに固定位置の調整を相談しましょう。
  • 尿管ステント: 処置中は羞恥心との戦いです。タオル等で顔を隠せるか聞いてみる、または天井のライトを数えて無心になるのがコツ!
  • フットマッサージ: 蒸れてかゆみが出ることもあります。我慢せず早めに相談して蕁麻疹対策を。

まとめ

一つ、また一つと管が外れるたびに、心まで軽くなっていくのが分かりました。自分の力で歩き、トイレに行ける。
そんな「当たり前」のことが、これほどまでに幸せで、自信に繋がるとは思いませんでした。

次回は、いよいよ待ちに待った「食事再開」について。10日以上の絶食を終えて、最初に口にしたものの味と、その後の体調の変化について書いていきます。

👉 次の記事:【体験談⑨】10日ぶりの食事再開!重粥の味と、食べられる幸せを噛み締めた日(準備中)

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